道東最恐の心霊スポットで過去に起きたこと
投稿者:mito (1)
地元・道東では超有名な心霊スポットとして名高い、雄別炭鉱跡。
…とは言っても、ネットが発達している現代では情報だけならば全国中のオカルト好きは皆、知っていそうですね。
しかし、そもそも何故この炭鉱跡が心霊スポットとして名高いのか。
それは単純に、炭鉱での落盤事故により多数の命が落とされたことが発端と言われています。
事故が起きると雄別の村中にサイレンが鳴り響き、学校で授業を受けている生徒たちの名前が呼び上げられる…。
それで「あ、父ちゃんが死んだ…?」「母ちゃんが死んだかも?」と、子供たちは察するのだそうです。
それが当時の、雄別の日常だったと。
村には病院が一つきりしかありませんから、そこへ遺体は運ばれていくのですが、粉々になってしまった遺体や潰れてしまった遺体はそうはいきません。
こうした環境の過酷さや、死んでも死にきれない無念の思いが病院に集まってしまうのでしょうか…。
この廃病院は雄別炭鉱跡の中でも特に人気の肝試しスポットではありますが、幽霊をみた恐怖で一夜にして白髪頭になってしまった女性がいる、宜保愛子さんが除霊できずに帰ってしまった…など、いわゆる“全国の心霊スポットあるある怪異譚”が流れています。
ですが私が知る限り、雄別にはこの廃病院の他にも怖いエピソードを持つスポットが2つあります。
それは体育館(講堂とも呼ばれています)と、それから通称ですが眼鏡橋と呼ばれている小さな橋です。
この2つに関しては、実際に幼少のころ雄別で暮らしていたという方から聞いた話です。
現在70歳をとうに過ぎた方の話ですが、彼がまだ10歳にも満たない頃、体育館で自殺騒ぎがあったのだそうです。
その自殺の方法が炭鉱地ならではというか…、現場からダイナマイトを持ち出し体中に縄でくくりつけ爆死したのだとか。
亡くなった方はまだ若い男性で、失恋したことが自殺の原因だったらしいです。
死体はもちろん散り散りに。
肉片が壁や床中に飛び散り、かなり悲惨な状態だったようです。
実際にその状況を見た彼は「人間の身体があんなにも小さくなるほど破裂するものか」と驚いたのだそう。
「野次馬に行かなければ良かったと心底後悔した」と苦笑していました。
もう一つの眼鏡橋ですが、こちらも自殺した男性がいたのだそうです。
理由は、こちらは分かりません。
橋に直接ロープをかけ首を吊ったのだそうです。
見通しが良い場所ですので、橋の下にぶらぶら揺れる死体はすぐに発見されたらしいです。
こうしたエピソードはあまり知られていないようですが、病院だけではなくあちこちで幽霊が目撃されているのも納得がいきますよね。
そういえば、こんな話を聞いたこともあります。
「病院で何事もなく肝試しを終えホッとしたその帰り道に、ものすごく巨大で真っ青な顔だけの霊が車の跡を追ってきた」
と。
私自身は雄別炭鉱跡に何度も行ったことはあるものの、全くそういった経験はしていません。
ただやはり雄別からの帰り道、廃病院が見渡せる崖のような場所に並んで置かれていた、真新しい子供用の靴を見たことがあるだけです。
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