沖縄の神秘 キジムナーの不思議な話
投稿者:ウンジャミ (2)
そう聞くと、その男の子は、
「俺は、キジムナー。この土地の守り神みたいなものさ。もう100年以上は生きている。」
それを聞いたおばあちゃんは、驚いて、今までの話が納得できたそうです…。
「お前、今すぐ、ここ離れろ。危ないぞ。」
キジムナーという男の子にそう言われ、おばあちゃんがガジュマルの木から離れたその時、
「ドカーンッ!」
おばあちゃんが潜んでいたガジュマルの木に、爆弾が落ちたそうです…。
爆風で飛ばされはしたものの、大したケガもなかったおばあちゃんは、呆然としていたそうです…。
キジムナーが心配になり、おばあちゃんは、
「キジムナー!キジムナー!」
そう呼びながら、キジムナーを探したそうです…。
しかし、その時は、キジムナーに会うことはなかったそうで、しばらくしてから、おばあちゃんは、その場を離れました。
それから、1年くらいたったころ、もう一度、キジムナーに会ったそうです…。
「おい、○○!久しぶりだな。」
そう声をかけられたおばあちゃんが見ると、そこには、木の葉っぱの服を着たキジムナーがいたそうです…。
「キジムナー!あんた、大丈夫だった?何回呼んでも、返事がなかったから、爆弾に当たったかと思ったさー」
すると、
「俺は、キジムナーだぞ、爆弾に当たるわけないさー。それよりもお前、ずっと、食べてないだろ?栄養失調気味だな。そのままじゃ、死んでしまうぞ。」
そう言われたおばあちゃんは、
「食べるものがないのに、仕方ないさー。みんな大変だのに。それで死んでも仕方ないさー。」
そう答えたそうです…。
すると、
「お前、今から、俺の言うところに行け!行ったら、こう言え!」
そう言って、おばあちゃんがいたところから、数キロ離れた場所を言ったそうです。
それだけ言うと、キジムナーは消えてしまいました。
おばあちゃんは、キジムナーに言われた通り、その場所に行きました。
すると、そこには、アメリカ軍がいたそうです…。
おばあちゃんを見て、近づいてくるアメリカ軍…。
殺される…。
そう思ったおばあちゃんは、キジムナーに教えられた言葉を言いました。
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