誰かの不幸を願う短冊
投稿者:レイレサ (64)
短編
2021/12/14
01:19
2,989view
何と、あの短冊はなくなっていたのです!
気付いた店員が外したのか、他の買い物客が外したのか、それとも書いた本人が外したのか?
取り外されたことで少し安心した私は、七夕コーナーから離れようとしました。
その時に七夕コーナーに背を向けて歩いている店員を発見します。
手に何か握られているような感じです。
もしかしたら、例の不幸な短冊かもしれません。
偶然発見して外したのか、それとも誰かに教えられて外したのか・・・。
あれから数年経ちますが、あの不幸な短冊に名前を書かれてしまった人は大丈夫なのでしょうか?
短冊を外したと思われる店員の身には何も起きてないのでしょうか?
七夕コーナーで一瞬だけ見かけた黒い人影は一体何者だったのでしょうか?
書いた本人の念とか生霊だったのでしょうか?
あの店員さんも、もしかしたら私と同じように黒い人影が見えていたのかもしれませんね。
引き寄せられるように不幸な短冊を見つけてしまった可能性も否定できません。
前のページ
2/2
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 6票
闇が深そうな短冊とか絵馬って意外とありますよね