今の時代にまだあるなんて…
投稿者:ナタ (21)
私が20代半ばくらいに体験した話になります。
当時、私はアクションクラブに所属をしていました。仕事をしている傍らで通っていたので、なかなか練習に行けない時もありましたが夢に向かっている充実感で毎日を楽しく過ごしていました。何ヶ月か通っている内に一人の練習生と仲良くなり、話すようになりました。
聞けば意外と家も近いと言う話になり、プライベートでも会うようになりました。
お互いに仕事が長引いて練習に参加できない日は家と家の間の距離にある公園などで練習をしていました。相手が練習に参加ができない日は「今日はこんな練習したよ」と話したり、実際に練習をしていました。
二人ともアクションの練習に熱も入り「こういう練習をするなら神社とかでやらない?」と言う話になり、近所の神社で練習をやる様になりました。
そこは鳥居から奥の境内まで少し距離があり、少し古めの雰囲気が漂う神社でした。夜になると手を洗うところにホームレスが寝ていたりしていました。
その日、お互いに仕事が遅くなり練習に参加できなかったので練習をしようと話になり、いつものように神社に行きました。
かなり、遅くなり夜中も夜中1時位からスタート。
境内を少し走ったり、約束組手をやったり…普段通りの練習をしていました。一通り練習を終え、話していると、
何か白いモノが通ったように感じた?見えた?のか、ともかく振り返りましたが何もいません。
友人は何事なかったように少し離れたところで話ながら、蹴りの確認をしていました。
気のせいかな?と思い、そのまま話しているとしばらくして境内の裏のあたりから、
「コーン…コーン…」と音がしてきたのです。
私は「えっ?!」と思いました。なんの音だ?!
友人も呼んで確認しました。「音してるよね?」友人も頷きます。
なんだろ?…分からないので音のする方向に二人でゆっくり進んでみました。すると…
男性か女性か分からないでも、ハッキリしているのは白装束の人が手にハンマーを持ち気に向かって、何かをしています。
時間は丑三つ刻…打ち付けているのは藁人形らしきもの…丑の刻参りです。淡々とずっと打ち続けいるのを二人で見て、お互いにアイコンタクト…ゆっくりと後ずさり。
ありえるのか?!平成だぞ!呪いで人が殺せるのか?
色んな疑問はありましたが、振り返られて襲われでもしたら何するか分からない…ある程度の距離を開けてから全力で神社の外へ。その後、友人も私も何もなかったので安心はしましたがお互いにトラウマで夜の神社に行けなくなりました。
時代が変わっても呪いを実行する人はいるんですね。
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