実際に体験したストーカーの怖い話

僕は勤めていた会社から支社に転勤を命じられ、遠く離れた県外に引っ越し、付き合っていた彼女とは遠距離恋愛となりました。

やがて僕はその支社で後輩女性社員と仲良くなりました。

最初は普通に仲良く話していただけですが、ある時告白されました。

しかし、僕には彼女がいるので付き合う事はできないとお断りしました。

結局、その後輩は会社を辞めたのですが、それから１年後、僕が住んでいたアパートに遠距離にいる彼女がいきなり尋ねてきました。

いつもは連絡してから来るのに珍しいなと思っていたらサプライズでいきなりきたとの事。

マスクをしており、どうしたのかと聞くと、風邪をひいてるとの事で、声もガラガラ声でした。

無理しなくて良かったのにとも思いましたが、久し振りに会えて嬉しく、トライブや映画に行きました。

彼女と２人で食事をしている時に電話が鳴り、画面を見ると彼女の名前。

目の前にいるのに何で電話?と思いましたが、彼女は電話を触っていない。

彼女に電話を見せると「家に携帯を忘れてきた。親からかもしれないから出なくていい。」と言う。

彼女の態度に違和感を抱き、反対を押し切って電話に出たら、彼女の声で「今何してるの?」と声が聞こえてパニックに。

混乱してると、目の前の彼女が凄い顔で携帯を奪い取ろうとしてきました。

僕は焦って店を出ました。彼女が追いかけてきましたが、車に乗って逃げ切りました。

その時に僕が会ってたのは彼女ではなく後輩女性でした。

後輩女性がまだ会社に勤務していた頃、僕の携帯に保存されていた彼女の写真をこっそり盗み撮りし、会社退職後に整形で彼女そっくりの顔にして僕に会いに来たとの事。

危害を加えられる事はなかったけど、僕にとっては結構怖い体験でした。