トイレに行けなくなった理由
投稿者:oyoyoko (1)
トイレからバタバタと急いでリビングに戻る、私。
小学校の頃の体験が怖くて怖くてトイレに一時期いけなくなってしまった。
子供の時の恐怖体験は今でも消えずに残っているため、大人になった今でも忘れることがない。
人に話せばそんなに怖いこと?と思われるかもしれないが、小学校低学年の女の子の私には怖くてたまらない体験だった。
小学生の夏休みのある日、ご飯も終わり、お風呂にも入らず私は兄と、夜テレビを見ていた。
兄とリビングでテレビを見ていた私は、トイレに行きたくなった。
なんのテレビ番組を見ていたかはさだかではないが、途中で席を立ちたくなかった。
トイレに行きたいがなかなかCMにならない、もじもじしながらテレビを見ていた。
やっとCMになり急いでトイレに向かった。
怖いが、急いでいたため廊下の電気をつけるのを忘れていた。
トイレの電気をつけ私はトイレに入った。
小学校低学年だったため、トイレのドアを閉めてするのはまだ怖く、少しだけトイレを開けたままトイレをするのが私の癖だった。
もちろんそれは、夜だけで、昼間は明るいので怖くなく、トイレのドアを閉めることができた。
兄といつまでもテレビを見ていたため、母親にお風呂にはいりなさいと言われていたが、どうしてもテレビが見たく、「まだ、入らない。」と私と兄は母親に言ったら、母親は1人でお風呂に入っていた。
小学校の私は、もうすでに1人でお風呂に入れるので、母親も諦めて1人でお風呂に入ることはよくあった。
トイレの横は、お風呂だったため、母親がお風呂でシャワーを流している音が聞こえてきた。
そんな、音を聞きながら、急いでトイレをしていると、
「ぎー、ぎーぎー」
ふっとドアをみると開いていたドアがゆっくりと少しずつさらに開き始めた。
「えっ」と思ったがトイレのドアがどんどん開いていく。
家の中のため風はないし、勝手に開くはずがない。
CM中で暇な兄のイタズラかと思い、イライラしながらトイレのドアを眺めていた。
するとスーと青いセーターを着た子供の手が出てきた。
青いセーターなんて兄は着ていただろうか?
青いセーターを着ていたせいか、手も少し青白く見えたが、一瞬手がスッと出てきたすぐにスッと引っ込んだ。
このまま、誰か入ってくるのではないかと思うほどびっくりした。
早く、リビングに戻りたかったが、こういう時に限ってなかなかトイレが終わらない。
急いで、パンツとズボンをはきリビングに走っても出どる。
今のはなんだろうと思ったが、こんなことするのは兄しかいない。
リビングにいる兄に向って「イタズラしないでよ!こわいじゃん!」と怒ると兄は「何が?」とポカンと口を開けた。
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