UFOの里、福島市の飯野町地区

福島県福島市の南西部に位置する飯野町地区はUFOの里として知られている。私もその周辺で未確認の飛行物体を目撃した。

夕暮れ時に何気なく空を見ていると、安達太良山の向こうから、一番星か衛星かと思われる星のようなきらめきがゆっくりとこちらへ近づいてきて、凝視すると飛行機でも鳥でもない、銀色に光るカプセル状の、流線形のなにかの物体が飛んでいて夕陽を反射している。
飛行機くらいの高度にいるのにはっきり見えた。楕円形の窓が一つあって、そこから人型のなにかがこちらを見ているのがなぜかわかった。

しばらく空中に停滞していたが、流線形の先端方向へと動き出した。飛行機よりゆっくりだが、雲よりは早い。
人型のなにかは、もうこちらを見ていなかったし窓のようなものが消えてただ機体の全体が鈍く光っていた。
そのまま真っすぐ空を通過して遠くまで行ってしまった。

それからしばらくして、宇宙ステーションが日本の上空に見られるという機会があり、飯野町から９０キロメートルくらい北の地点の野球場で、日暮れ後に宇宙ステーションを見ていた。

するとゆっくりと空を進む宇宙ステーションの後方から、明らかに早いスピードで光る星が追い迫ってくるのが見えた。
高度が違うのかもしれないが、地上から見ている分には、その謎の光は宇宙ステーションの２倍くらいの速さで近づいてきて、もうすぐで追いついてしまうのではないか、という地点でぴたっと止まった。

飛行機かほかの衛星がこのような動きをするだろうか。ずっと静止したままなので怖くなり観察をやめて帰った。