怪談好きなみなさんなら、一度くらい聞いたことがあると思う・・・黒い人の話。
死の間際にいる人だけが見えるという黒い人。
わかりやすい例えでよく言われるのが、映画「ゴースト」に出てくる死神。
死んだ人の魂を捕まえてどこかへ連れて行くという・・・。
ボクの母親ももう亡くなっているんですけど、
そんな母の亡くなる直前に会いに行った時の事です。
ボクの顔を近くでマジマジと見ながら
「おまえ、なんでそんなに黒い顔してんだ。なんか黒い物塗ってるのか?」
そう言ってボクの頬を手でさすってくるのです。
周りにはボクの兄弟もいて、
「何言ってんだい、なんも黒くないよ」と言うのですが、
「いや、黒い」・・・と不思議なものでも見るかのようにボクの顔を見るのです。
その時は別段なんとも思わず、母親ももう歳で目も悪くなったのかな
くらいにしか思っていなかったのですが・・・。
それから割とすぐに亡くなって・・・。
あの時、母はボクの顔に別の何かを見ていたのでしょうか・・・。
突然そんな事があったのを思い出しました。
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kanaです。
たまに実話をぶっこんでいくスタイルです。
親が亡くなった後の喪失感って、精神にきますね。
たぶん宗教のはじまりって、こんな喪失感を埋めるためなのも理由のひとつなのかもしれないですね。