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心霊

レッドさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

包帯ぐるぐる巻きの男性と斜めに浮かぶ点滴台を持った女性
短編 2021/03/20 23:27 1,488view

この体験談は私が30歳代後半頃の話です。
36歳のときに起業し生命保険代理店となり、自分が暮らす地元の県立病院で夕方に体験した説明不可能な話です。

この病院は地元において1番存在感がある総合病院として有名で、仕事柄かなりの頻度で来院していました。
この体験談は2つあり私の顧客が入院し呼び出しを受けたときと、それ以外の来院時で実体験した話になります。

多くの総合病院は1階にある入り口から進むと清算や院内インフォメーションを、含んだ大きな待合室ロビーが設けてあります。
あるとき院内での用事を済ませて、その1階ロビーに降りたときのことです。
院内の入り口横には当時ソファーが2つ設置されていて私から向かって左側のソファーに、パジャマを着た顔も含めて露出部分が包帯ぐるぐる巻きの人が座っていました。入り口に向かって歩く私はあまりにも不自然な環境を、感じながらその人を横目で注視し入口を出ました。

後日同病院関係者にその話をしたところ比較的軽症の入院患者の場合でも、入り口横のソファーで寛ぐことなどありえないと否定されました。また別の勤務歴の長い関係者からはある時期からたまにその目撃例があることと、出現したとしても病院をはじめ目撃者に対しても被害を与えない現象だと説明されました。

もう1つは当時同病院内の小さな売店で体験した話で、売店の店長が私の顧客のため呼び出しを受け午前11頃に売店を訪れました。
売店の前は院内移動通路となっていて、店長と私は売店前で話をしていました。
通路は色々な人が行きかっていました。その中でこちらの方向へ向かってくる人で直感的に見て不自然な、右手に点滴スタンドを持つピンク色のパジャマを着た顔色が異常に白い小さな女性がいました。
その女性が会話中の私たちの横を通過した後店長の小さな売店に入っていきました。それを目撃した私はすぐ店長に伝えたところ、店長は店に戻った後帰ってきて客は1人もいないといいました。接客を気にした私は店長と一緒に売店に入りましたが、逆に店長から客がいないことを促されたそのときです。
売店奥の商品棚のところに体全体が斜めに浮かぶその女性を見てしまいました。小さな狭い売店でそこに女性がいることが、店長には全く見えていません。
このときに限っては女性の体が斜めに浮かんでいたこともあり、私は恐怖を覚えその後の予定をキャンセルし自宅へ直行しました。自宅に帰ると玄関口で妻を呼び事情を話し、体中に清め塩をかけてもらったことを覚えています。その後私自身が病気により歩行困難となったため、同病院へ営業に出向くことはなくなりました。 

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関連タグ: #実体験#病院
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