山に住む何かを撃退した犬の話
投稿者:NnNM (2)
始めての投稿失礼します。誤字脱字や文章が下手くそなところがあるかもしれませんがお許しください。
私(現在22歳)が5〜6歳ぐらいの時の話なんですが……
幼少期の私はお供に祖父の猟犬だった雑種犬のボス(秋田犬と狼犬の雑種らしい)を連れて山に木苺を取りに行くのが大好きでよく取りに行ってました。
このボスが凄く面白くて頭がわさおで体は狼、体の大きさも普通の秋田犬や狼犬よりも一回り大きい奇妙な犬でしたw
ちなみにボスの専門は猪狩り、でも本犬の趣味は雉狩りでよく1匹で山に入って雉を捕まえて褒めて欲しがるような犬でした。
そんなボスと一緒にいた時に経験した話です。
私は木苺が沢山取れる場所は山の奥というより入り口側だったから、一人と一匹で楽しく安心して木苺を食べてたら……
とんでもなく強烈な生臭い獣臭がして、ガサガサ茂みが動いてボスも警戒してる時の仕草をしたのです。そして、その茂みの中から
「おいで〜おいで〜こっちに沢山あるよ〜」
と女?というのかな?高いようで低い気味の悪い声がしてきたのです。当然、山の中に女性がいるはずもないし、山に住んでたのは一人暮らししてる爺さんしかいなかったので本当に怖かったのを覚えています。
私は怖くなってボスに抱きついたのですが、彼はガルガルウーウーと威嚇した後に何か黒い?物がニュッと出てきた瞬間、凄い勢いで私を振り解いて奴がいる茂みに飛び込みました
次の瞬間鼓膜が破けるかと思うぐらい甲高い明らかに人間のものじゃない悲鳴とが聞こえてきて、さらに生臭い匂いが当たりを立ち込めたのを覚えています。ボスとその何かはしばらく揉み合った?後に彼は怪我してて変な色(赤のような緑のような)に汚れた状態で戻ってきました。
私はしばらく放心してたのですが、ボスに服を噛まれて、本当に引きずられるようにして山から降りました。
私が一生懸命に家族や親戚に説明しても笑われて犬の汚れは池に落ちただけだろw木苺の茂みに転がったのかwって言われました。
でもあれは明らかに人でも九官鳥でも、猪でも鹿でもない、なんなら雉でもない山の何かです、
ちなみに、家族や親戚の中で唯一曾祖母だけは信じてくれた……いや実は彼女も同じ経験をしてたらしく「婆ちゃんも似た経験あるよ。アタシもアンタも犬に助けられたんだよ。もう山に行くのはやめなさい。」と言われました。
そして、あれから10年以上経った今でも、お盆と正月に本家の屋敷に行く度に山から視線を感じます。ねっとりとした視線を……
そして、曽祖母に渡された亡きボスの毛と牙が入ったお守りがカイロのように熱くなるのです。
今年の正月は本家の犬が全員死んで初めて屋敷に行くのですが不安で何か知ってることや対策方法があれば教えて欲しいと思ってます。
明日は私の家の呪い?「男は皆5の数の歳に亡くなる、婿は5の数に不幸に見舞われる」についてを投稿したいなと思っています。
明日の話とこのボスが噛み付いた相手と関係あるかは私もわからないです。
ところどころ僕になってしまっているのは昔の一人称が僕だったからです!!
ちゃんと見ずに投稿してしまい申し訳ございません!!