聖書の秘密
投稿者:セイスケくん (30)
これは、大学時代に出会った友人から聞いた話だ。
その友人、名前は仮に拓也としておこう。彼は、宗教哲学の講義を受けるまでは、神や宗教に対して特別な関心を持っていなかったという。だが、ある講義が、彼の人生を大きく変える、いや、狂わせることになったのだ。
その講義を担当していた教授は、どこか異様な雰囲気を纏っていた人物だった。彼は、すべての宗教は虚構に過ぎないと断言し、特に聖書については、古代の人々が権力を維持するために作り上げた偽りの頂点だと語った。拓也はその言葉を興味深く聞き流したに過ぎなかったが、教授がふと口にした一言が、彼の心に深く突き刺さった。
「本物の聖書の真実を知りたければ、決して手を出してはならない禁断の書物が存在する。その本には、真の神の姿が記されているが、決して読んではならない。」
その夜、拓也は眠れなかった。教授の言葉が頭から離れず、禁断の書物について考え続けた。そんな本が本当に存在するのだろうか?彼の心に芽生えた好奇心は、日に日に膨らんでいった。
数日後、大学の図書館を歩いていると、彼の目に一冊の古びた本が飛び込んできた。装丁はボロボロで、タイトルすら判読できない。しかし、なぜかその本が教授の言っていた禁断の書物であるように思えた。拓也は、戸惑いながらもその本を手に取り、そっとページをめくった。
そこには、聞いたこともない神の名「YHWH」が記されていた。しかし、その神は、彼が知るいかなる神とも異なる、得体の知れない存在のように感じられた。ページをめくるたびに、得体の知れない恐怖がじわじわと彼の心を蝕んでいく。それはただの恐怖ではなく、魂の奥底から湧き上がるような、根源的な不安だった。
夜になると、拓也は奇妙な夢に悩まされるようになった。夢の中で、YHWHが燃えるような目で彼を見つめ、こう告げたのだ。
「お前は、知りすぎた。だが、お前が知ったことはほんの一部に過ぎない。真実を知ることは、お前の魂を破滅させる。」
彼は夢から飛び起き、全身汗でびっしょりだった。それでも、拓也はその本を手放すことができなかった。好奇心に負け、再びその本を手に取るのだった。
ある夜、本を読んでいると、背後から誰かが囁くような声が聞こえ始めた。振り向いても誰もいない。それでも声は止まらず、ますます大きくなっていく。拓也はページを閉じようとしたが、手が動かない。まるで本そのものが彼を捉え、離さないかのようだった。
声は次第に拓也の耳元で囁き始め、命令するような口調に変わった。
「もっと深く知れ。お前が求めた真実は、ここにある。」
その瞬間、家の窓がひとりでに開き、冷たい風が吹き込んできた。そして、本のページが勝手にめくれ、そこに広がったのは恐ろしい光景だった。古代の神々が互いに争い、血まみれの戦争が繰り広げられていたのだ。
拓也はその瞬間、理解した。これが教授が言っていた禁断の真実だと。そして、その真実を知ってしまった彼は、もはや元の生活に戻ることはできないのだ。
それ以来、彼は夜になると本の中の異界に引きずり込まれるようになった。現実と幻想の境界は曖昧になり、彼は自分がどこにいるのかわからなくなる。そして毎夜、YHWHの影が夢に現れ、彼にこう告げるのだ。
「お前の魂はもう私のものだ。真実を知りたかった代償を、これから永遠に支払うのだ。」
友人である私に、これが現実なのか、それとも狂気の産物なのかを確認する術はない。ただ、彼が語った言葉が一つだけ脳裏に焼き付いている。
「あの教授の言葉は正しかった。禁断の書物には決して手を出してはいけない。」
もしこの話を聞いた君が、その本に興味を持ったとしても、決して手を出さないでほしい。さもなければ、君も拓也と同じ運命を辿ることになるだろう。今夜もまた、彼はYHWHの声を聞き続けるのだろうか。
YHWHが何の略なのかが知りたい
『yhwh』はヤハウェのことを表してるんですよね
単に旧約聖書読んだだけやろ
あれは血みどろやで
真の神に敵対するサタンの本だ。サタンが真の神であるYHWHを冒涜し、人々を誤りへと導き、地獄に引きずり込もうとしている。聖書は真実の本であることに間違いはない。その聖書には確かに戦争も多いが、暗闇に光があることが記されている。それが神であり、神のひとり子であるイエスである。イエスにのみ救いがある。イエスを通してのみ、神の御元に行くことができる。