私が見たのは、、、
投稿者:エノエノ (8)
今から15年程前の話です。当時私はBarで働いており、業務が終わるのが深夜1時頃。その後スタッフたちと飲んで帰るのが日課でした。
その日も朝方4時ごろまで飲み解散。私とバイトのA帰る方向が一緒だったので、共に駅を突っ切って帰ろうとしました。
階段を上がり北口から南口へ向かい歩いていると、右側にエレベーター乗り場があります。
ちょうどその前を通りかかった際にAが『ねえ、誰かいるよ』と指をさしました。
電車が動いていない時そのエレベーターは動いておらず、乗り場前にも自動ドアがついており夜中は開かない仕様となっております。
そのエレベーター乗り場の中に項垂れて座り込んでいる男性の姿がありました。
Aは『可哀そうだから起こしてあげよう!』といったのですが、私はAの手を引いてその場からそそくさと逃げ去りました。
『なんで起こしてあげなかったの?』と聞かれたのですが、私にはあの男性が生きている人間には見えませんでした。
Aに言われてエレベーターの方に目をやった瞬間から全身に鳥肌と悪寒が駆け巡り、座り込んでいるそれの周りの景色が淀み
歪んでいる様に見えたのです。
お酒のせいで酔っぱらっていただけなのかもしれませんが、私には声を掛ける処かその場にいる事も嫌だと本能的に身体が訴えていたのだと思います。
あの日以来アレを見たことも、噂等で聞いたことも無いのできっと偶然何か見つけてしまっただけなんだと今では納得しています。
何気に怖かったです
エノエノ:ありがとうございます
エノエノ:ありがとうございます!
直感は大事!