深夜12時に聞こえるホステスの声
投稿者:一八 (66)
私が働いていた高級クラブで起こった心霊体験です。
夜の社交場として、東京の銀座にある1軒の雑居ビルには、
多くの飲食店が入居していました。
私は、5階にある高級クラブ「S」でホステスとして働いていました。
当時、22歳の私は店でも人気があり指名も多かったものです。
給料は、平均50万円ぐらい貰っていて多い月は100万円稼いだ事も。
店は、10人ほどのホステスが在籍していて20代から30代が中心です。
約4年ほど働いた私は、その後結婚して専業主婦になりました。
そんな店で、ある日事件が起こります。
23歳のあけみというホステスの女の子が自殺をしました。
場所は、店のトイレの中で首を吊って死にます。
あけみは、合鍵を使って店へ入って自殺したらしい。
ホステスが出勤後、1人が見つけ大騒ぎになったものです。
あけみは、少し大人しいタイプで地味な性格でした。
自殺した理由は、健康上の理由と思われますが、
関係を持っていたお客とトラブルがあったと聞きます。
その後、普通に店は続けますが、トイレから不思議な出来事が起こるようになります。
ある日、1人のホステスが個室に入っていると鍵が開きません。
閉まっていないのに、全くドアは空かず外へ出れません。
「おーい。誰か。開けて。」
と、叫ぶと店からホステスがやって来ます。
声を掛けて来ると、すぐにドアが開いたものです。
ちなみに、あけみが自殺した個室は、使用しないように誰も使っていません。
こういった鍵が開かない不思議な出来事が度々起こるようになります。
ある日、店は深夜1時に閉めますが、12時頃にある出来事が。
それは、あけみが自殺した個室から声が聞こえて来たらしい。
「ううー、うーうー 」
隣で用を足していたホステスの1人が、うめき声を聞きます。
怖くなったホステスは、早く外へ出ようとした時です。
個室の上の方に、人の気配を感じて上を見ました。
形ばかりの供養ではなく、心からの供養を、という教訓ですね
謝罪の墓参りでスッキリと落ち着いてたらよいですね。