スピリチュアル研究会での怖い体験
投稿者:りー (118)
私が大学生の頃です。
当時私は特にやりたい事も無くサークルにも入らずブラブラしていました。
ある日、違う学部のA子と名乗る女の子から「スピリチュアル研究会に入らない?」と勧誘を受けました。
正直全く興味はありませんでしたが退屈しのぎには良いかもと軽い気持ちで入る事にしました。
活動は週に3回教室に集まってスピリチュアル談義をすると言うものです。
「世界の終末は近い」「メシアが必要」「人類の救世に必要な生贄」等と言ったオカルトめいた言葉が数多く飛び出しました。
バカバカしいと思いつつエンタメと捉えればそれなりに面白かったので暫く参加していました。
ある夏の日、合宿へ行く事になりました。
夜に星空の元で集会をすると言うので百物語でもするのかと思いきや、この日に限っては皆目の色が違いました。
何かに憑りつかれた雰囲気で怪しげな呪文を唱えています。
私がドン引きしているとA子は「さあ、早く貴方もメシア降臨の呪文を唱えるのよ!」と見た事も無い剣幕で凄みました。
私はこの時初めてこの研究会はヤバイと感じました。
本気で世界の終末やメシア降臨を信じているのです。
そう言えば以前生贄がどうとか言っているのを思い出しました。
もしや逆らったら私が生贄にされるのかもと思い必死にA子や周りの仲間に従って呪文を唱えました。
その態度が功を奏したのか、実害は出なかったものの合宿が終わった後は二度と研究会へは近づきませんでした。
マザームーンがぁっ!