病院の不思議な話「知らない看護師」

友人の体験です。
友人の女性は、ある病院で看護師として働いています。
病院は、比較的大きく勤務する人は100人ぐらいがいます。

しかし、この病院には知らない看護師が存在するようです。
ある日、ナース室で書類を整理していると担当名の場所に、

「吉田貴子（仮）」

という名前が書いていました。

患者の世話をする担当として、書類に名前を書く必要があります。
友人は、吉田貴子という名前を他の看護師に聞きます。

「この人、誰？」

他の看護師は、誰1人吉田さんを知らないようです。
また、友人が担当する30代の患者が入院していました。
内臓の状態が悪い患者で、1か月ほど世話をしていた女性です。

ある日、友人が女性の書類を見ていたら担当欄に「吉田貴子」と書かれていました。

「確かに、自分の名前を書いたはずなのに？」

と、友人は首をかしげました。
友人は、退院した他の書類をした見てみると、数枚に吉田貴子という名前が書かれています。
他のナース室へ行き、看護師に聞いて回るとやはり誰も知らないようです。

友人は、吉田貴子という名前が気になり病院の名簿で調べて見ました。
すると、過去の名簿に名前があり勤務していた人物でした。
病院で30年以上働いている看護師に、友人は聞くと驚く事実が分かります。

吉田貴子さんという看護師は、10年前ぐらいに病院内で首を吊って自殺をしたらしいです。