大きな家と絵が燃やされる夢
投稿者:いちご大福 (12)
これは、私が小学校4年生の時に見た不思議な夢の話です。当時、いとこの家が建て替えをしていたため、私の家で共に暮らしていました。
そんなある日、私は夢の中で、ぼんやりと、ある家の絵を必死に書いていたのです。その家は大きな家でしたが、子供とは思えない画力で、とても上手に描き終えることが出来ていました。私はなぜかその日の夢が印象に残っていて、ずっと忘れられずにいました。
そして、いとこの家が完成した時に、私はその家を見て愕然としました。なんと夢で私が書いた絵にそっくりだったのです。私は、そのことを興奮して、いとこに伝えました。しかし、いとこたちは私が嘘をついていると思ったらしく、全く相手にしてもらえませんでした。
ですが、その次の日、私はまたあの夢を見てしまうのです。今度は、私が書いたあの時の絵が、焼却炉で燃やされてしまうという夢でした。私は泣きながら「やめて!」と叫んだものの、周りには誰もいなく、そのまま絵は燃やされてしまったのです。
夢から覚めると、私はすぐにいとこに電話し、このことを伝えました。しかし、みんな笑って話を聞いてくれません。子供の夢の話が本当に起こるなんて、誰も信じられないのです。
しかし、その夢から1年後、本当にいとこの家は火事にあってしまいました。その日は家に誰もいなかったため、ケガ人や死人は出ませんでしたが、1階部分はかなり焼けてしまったようです。原因はタバコの不始末が原因でした。新築の家だったのにと、みんな泣きながら悔やんでいた姿は、今でも印象に残っています。
私がこれ以降、不思議な夢を見ることはなくなりましたが、きっと、あれは予知夢だったんじゃないかと思います。ちなみに、いとこたちはあの火事の日以降、大好きだったタバコも辞めました。なぜ、私があんな夢を見たのかは未だに分かりませんが、何かのお告げだったのかなと今では思っています。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。