神社の神様だったのかも
投稿者:ぴ (414)
私は受験前に、母と志望校に受かることを願ってとある神社で合格祈願をしに行ったことがあります。
そこにはとても大きな神聖な大木がありました。
私はこの大木を見るととても心が洗われるような気持ちになって、心を入れ替えることができました。
ただその帰りに少しだけ奇妙なものを見たのです。
私が大木にお別れを告げて、何度か振り返ったら真っ白なワンピースを身にまとった子供が木の後ろに隠れているように見えたのです。
そんな真っ白なワンピースみたいな服を着る子供なんて、今時あまり見ないです。
私はその子のことがなんとなく目に焼き付いて、ふと思い出したりしていました。
「妖精みたいだった」と母や父や兄に話しても大して取り合ってくれませんでした。
そんな中、受験の日がやってきたのです。
その日私は朝からそわそわしていました。
初めての受験で、すさまじい緊張感に襲われていたのです。
全然集中できなくて、あのままだったら私は受験に落ちていたと思います。
しかし、受験会場に行く途中で、私はあの神社で見た白いワンピースの女の子を見かけたのです。
その子は会場の周辺をうろうろしていて、私を見つけるとにこっと笑顔を向けて手を振ってきました。
明らかに神社で会った子と同一人物と思いました。すぐに見失ったけど、でも確かに神社の子でした。
その子に会ってからでしょうか。なんとなく、頭がすーっとして気持ちよく、そしてテストが始まると頭が冴えてすらすら問題の答えが思い浮かんできました。
今までにないような集中力で、スポーツ選手でいうゾーンに入るみたいな感覚だったのかもしれません。
その後私は志望校に受かったのです。
第一志望合格というのは本当に予想外で、うちの父も母も大喜びでした。
第一志望は本命だけど、無理と諦めている学校でもありました。そこに合格できたのです。
あの妖精みたいな子は受験の神様だったのかも。
あれ以来、一度も見たことはありませんが、私はあの神社の神様だと思っています。
ご先祖とか親族の霊のような気もする。なんとなく
御神木を守っている妖精では無いでしょうか?