蛙が復讐にきた
投稿者:懐炉 (9)
短編
2022/03/17
22:29
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私は自然が多い田舎で生まれ育ちました。家の周りは田んぼと畑だらけで、ご近所は皆顔見知りのような場所です。
学校の行き帰りには毎日寄り道し、ザリガニやメダカ、おたまじゃくしや蛙を捕まえて遊びました。
子供とは残酷なもので、蛙の肛門に爆竹を詰めて破裂させた事もあります。
ある日の夜、自室で寝ていると窓の外から蛙の合唱が聞こえてきました。
「うるさいなあ」
小さくぼやいて寝返りを打ちます。合唱はまだ止みません。ゲコゲコゲコゲコ……夜が深まるに従い音量を増していくような気さえします。
無視して窓に背中を向けた瞬間、「バンッ!!」と凄まじい爆音が響き渡りました。
「わあっ!?」
咄嗟に布団をはねのけベッドから転げ落ちます。しかし室内は静まり返ったまま、あれほどうるさかった蛙の合唱も途切れています。
一体なんだったんだ……鼓膜も痺れる爆音に辟易し暗闇を見回せば、ベッドの傍らに不気味な影がたたずんでいます。
「死ねばよかったのに」
そこにいたのは二足歩行の蛙人間でした。
翌朝、床で伸びている所を母に発見されました。
「夢でも見てたんじゃないの」と笑われましたが……もし私の幻覚や妄想なら、蛙男が立っていた床が濡れていた事はどう説明するのでしょうか。
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なんか想像したらちょっと笑ってしまった
私も子供の頃はカエル苛めましたよ(;´д⊂)。
あるとき大量のカエルに追いかけられる夢をみてからカエル恐怖症になりました(;´д⊂)。
自業自得、後悔先に立たずです。異常。