地元の呪われた神社
投稿者:津々 (42)
短編
2022/02/05
00:33
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地元の神社には「九穴像」と呼ばれる、ご神体が収められています。九穴とは人間の穴の数で両眼、両耳、両鼻腔、口、前陰、後陰の穴の事で、「穴から入る悪しきモノから守ってくれる」と伝承されていたのですが、いつからか「穴から悪しきモノが入り死ぬ」といわれるようになりました。
当時17歳だった私は、バイクに夢中でバイク仲間が多くいました。その中にAが居ました。Aは私の地元を知ると神社のこと聞いてきました。Aは、その神社がどうゆう神社か分かってるらしく何度も「神社に連れて行ってよ」と頼んできました。しかし私は、遠回しに神社に行く事を拒否していました。しかし、「ビビってんの?」と煽られ、ムキになって神社に行く事に…
草木は生い茂り鬱蒼としていてAとAの友人が文句を言っているうちに境内に着き、Aたちは境内の扉を壊して中に入ろうとしていました。私は、「流石にそれはまずい」と止めたのですが、Aたちは聞きもしません。あっという間に扉が開きAたちは「ご神体」らしきものを触ろうとしたのを見て、私は怖くなり逃げ出してしまいました。
その3日後、神社に行ったAから電話が来て「生きているの、俺とおまえだけだな」と言われました。私を含め、5人で行ったのに既に3人亡くなっていました。電話をくれたAは翌日死にました。
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