聖書を開くと嫌がらせをされる

十八才の夏、よく二人１組で訪問してくる新興宗教の訪問を受け、話を聞きました。
雑誌や聖書を渡されて購入しました。

初めて見る聖書に興奮しながら夜、早速読もうと開きました。
突然部屋の電気が消えました。偶然だろうとまた灯りをつけると、今度は家があちこちギシギシいいます。
夏ですので、日中熱くなった柱が冷める時の音だと思いました。

しかし聖書を開くときだけ、ギシギシいいます。
その話を訪問者に伝えました。もちろん冗談で流されると思って話しました。
「手が出なくて良かったですね」と言われました。同じ体験をする人がいて、聖書を開くと手のひらで覆われた人もいるそうです。

それから、色々な体験をする様になりました。
金縛りばかりあうようになりました。この頃働き始めたので、疲れていると思ったのですが、それは増えていきました。

会社の仮眠室で昼寝をした時です。ラップ音がしていきなり身体が重くなりました。
顔は分からないのですが、男性だとはっきり分かりました。何故なら性的な嫌がらせをされたからです。
文字通り性行為をしているのがわかります。そこで寝ると必ず起きる金縛りです。
私以外にも何人かの従業員が体験しました。総務に報告すると、祈祷師を呼んでお祓いしてくれました。
私はその祈祷師に霊感が強いので気をつけて生活するよう警告されました。

そんな事をすっかり忘れていたある日、読書するものがないので聖書を開きました。
自宅の自分の部屋です。
昼間でしたので電気が消える心配はありませんでした。
しかし、開いた途端、首を絞められました。未だにどうしてなのか分かりません。
その新興宗教の一員になった時、その嫌がらせは無くなりましたが、こういう現象もあるのだと驚きました。