存在しないことにされた2人
投稿者:レイレサ (64)
親戚Aさんが体験した何とも奇妙で怖い話です。
うろ覚えの部分もありますが、たぶんこうだろうという感じで書かせて頂きます。
もちろん、掲載許可は貰ってますが、少しフェイクは入ってます。
Aさんがかつて勤めていたコンビニには掛け持ちをしながらコンビニではバイトリーダーを務めていたI子さんがいました。
I子さんは普段は違う仕事をしながら、週に2~3日ほどコンビニに働きに来ていました。
明らかにもう一つの仕事の方が主であることは明白なのですが、なぜかI子さんはバイトリーダーに抜擢されてしまいます。
バイトリーダーは時給が上がるということで、I子さんも快諾したそうです。
ところが、I子さん以外の他の従業員が文句を言い出します。
従業員A「たまにしか来ない子をバイトリーダーにするな!」
従業員B「この子は性格が生意気で、人に対する礼儀がなってない!」
従業員C「若い子が使う言葉を業務ノートに平気で書く、いくらバイトでもそれはないだろ」
といったように、その子の働きぶりから性格までありとあらゆる部分の不満が出ていたのです。
I子さんは誰が何を言おうが知らんぷり。
自身をバイトリーダーに抜擢してくれた店長の腰巾着的存在になっていったのです。
また、この店長も曲者で、店長のくせに仕事をあまりしてくれない。
バイトに指示も出さない、ちょっと顔を出したかと思うとすぐに居なくなる・・・お客さんからも「あの人の働いている姿見たことないわ」と言われる始末。
従業員AはI子さんが店長に媚を売って地位を獲得したのでは?と文句たらたら。
他の従業員も同じように考えているようです。
そんなある日のことです。
コンビニで一番仕事ができるAさんは片道40分ほどかかる離れたコンビニに人事異動を命じられます。
表向きの理由は「あのお店は仕事の出来ない人が多いから、Aさんの力を貸して欲しい」だったんですが、後に判明した裏の理由は「店長とI子さんの思い通りに動かないAさんを仕事の出来ない従業員しかいない場所に追いやってしまおう」という魂胆があったのです。
※裏の理由が判明したのは、従業員Aが店長に詰め寄って吐かせたため
仕事の出来ない人しかいないコンビニに異動させられたAさんはかなり苦労します。
更に追い打ちをかけるように腰痛を悪化させてしまい、重いものが持てなくなります。
トドメとばかりに物覚えが悪くて全く仕事の出来ない新たな従業員が入ってきたのです。
持病の腰痛は悪化するし、元々いる従業員は仕事は出来ないしどこかそっけない態度。
新しく入ってきた従業員もAさんに対して「そんなことやってたらどこに行っても務まらないわよ」と暴言を吐いてしまい、Aさんは精神的にも追い詰められてしまいます。
もう精神的に限界に達したAさんは、ネット検索してあることを調べています。
怨霊が祀られている場所を調べて、その怨霊の力を借りようとしたのです。
もう自分は死んでもいい、どうせ生きていたって苦しむだけだ。
悪化した腰痛は病院へ行っても回復しない、精神的にも辛い、もう生きているのは嫌だ。
記憶を消されたのかな…