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不思議体験

Sennogiさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

ドッペルゲンガー?
短編 2021/11/20 09:02 1,090view

高校生の頃、何故か霊感はさほど強くなかったものの、時折「視える」事がありました、

部活帰りのバス待ちで、特に人影もなかったはずなのにバス停の椅子に腰かける生徒がいました。でも見間違いだろうと目を逸らしたすきにその生徒はいなくなってしまいました。さすがに霊感もちの後輩に「やばくない?」と相談したところ、清水寺のラバーバンド(お守りみたいなもの)をもらってしばらくつけていると、そういった現象はすくなくなってきました。

しかしある日、実家の前の道(農道なので基本的にトラクターや個人の車しか通らないような狭い道)から深夜二時くらいから「カラカラ……カラカラ……」と金属の何かを引きずる音がしたのです。当時は高校生で、怖くて窓の外を見れませんでした。

その音が一時間以上続いてから、それでも怖くて窓の外を見るのは躊躇われました。

それからというものの、ドッペルゲンガー等を見るようになりました。まだ死んではいませんし、見たのは実家の付近なので今そのドッペルゲンガーがどうなっているのか、私にはわからないです。少なくとも、引っ越しした先では見る事はありませんでした。後輩からもらった、清水寺のお守りがよほど聞いたのか、はたまた自分の見間違いだったのか、今となってはわからないままです。

しかし、夜中丑三つ時のあの金属の「カラカラ……カラカラ……」という音は、未だに頭にこびりついて恐怖の対象となっていいます。怖い物はこわい、という事なのでしょうか。
二度と、そんな目に合いたくないなと思う反面、また見えたらその時は思い切って話しかけてみるのもありなのかなって思ったりします。

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