戦時中の日本人形
投稿者:あんこ (4)
私が中学生の時に体験した、長野県某所での林間学校の体験です。
友人たちと電車に乗って移動をしているとき、なんだか寒気がしました。
現地につき友人たちと楽しく過ごしていましたが、寒気がすることや何かの視線を感じることが何度かありました。
私の友人の一人に霊感のある子がいました。
ある夜、私はふいに気を失いました。夢を見ている感覚でした。
その夢の中では川にいました。川の向こう側も河原が広がっています。少し奥には朱色の鳥居があります。
私はなぜかここを渡ってはいけないと感じ、その場で立ち尽くしていると、私が立っている側からおじいさんが歩いてきました。白い着物を着ています。
おじいさんはそのまま川を歩いて渡り、向こう岸に消えていきました。
これはまずいと思い、森の中に逃げました。
逃げる最中の森の中、木の陰からたくさんの人がこちらを見ています。
正確には人影は真っ黒で、眼だけがぎらぎらとこちらをみています。
この眼につかまってはいけないと思い、必死で逃げます。
元の場所へ返してと必死に願いながら逃げると、突然目の前が明るくなり、眼を覚ましました。
友人たちは私が寝ているように見えていたようで最初は気にしていなかったようですが、途中からうなされるようになり、起こしても起きないことからただ事ではないと感じ、霊感のある友人が除霊を試みてくれたとの事でした。
霊感のある友人には私の後ろに左側の顔の欠けた日本人形が見えていたとの事でした。
行きの電車で通過したトンネルの中で、戦時中に持ち主の女の子が落としてそのままになっていたそうです。
私についてきたのは、その落とした持ち主の女の子に私が似ていたからで、私を連れていきたいとついてきたとの事でした。
友人にお守りをもらい無事に自宅へ帰宅しましたが、帰宅すると両親ともに左足や左腕に転んだなどでけがをしていました。
お祓いに行き、それ以降変なことは起きていませんが、林間学校の時に撮影した写真には、戦時中の兵隊さんや知らない人の遺影(白黒のリボンが見えた)、白いオーブや霧などが映り込んでいました。
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