赤い橋の女の人に同情してはいけなかった

これは私が体験した少し怖い不思議な話です。

私と兄と母と3人で買い物に行きました。
買い物に行く時によく通る赤い橋があります。

私の家族は怖い話を話し合うのが好きなので、その時も車の中で怖い話をしていました。

すると突然兄が、この赤い橋には飛び降りた女の人がいるらしいと言いました。

『えっ！？』私はとても驚きました。いつも通っていた橋にそんな話があったなんて…！とてもかわいそうだ…苦しかったから自殺したのだろうかと考えてはいけないと思いつつ、色々その女の人の事を考えてしまいました。

買い物から帰って来た夜、不思議な夢を見ました。
なんと、私はあの赤い橋に1人で立っていたのです。

私は、【あっあの赤い橋だ…！ここには来てはいけなかった…。】と不意に感じました。嫌な予感がしました。
すると少し先に髪の長い女の人が立っていて、あぁ…見てはいけないものを見てしまったと思いました。

髪の長い女の人が突然、『お前に付いて回って絶対離れない！！！許さない！！』と言ってきたのです。

あまりの怖さに目が覚めました。なんで突然そんな事を言われたのか、なんて怖い夢を見てしまったんだと体を起こそうと思っても身体中が痛くて重くて起き上がる事が出来ませんでした。その日はとても体調が悪く起きる事ができないほどでした。

寝るたびにその赤い橋に私は行ってしまいました。もしかして、あの買い物に行った日に私はあの赤い橋の女の人に同情してしまったから、私に憑いてきたのではないかと思いました。

体調の限界も来ていたので、夢でまたあの赤い橋に行き女の人に、『私ではあなたの力にはなれないのでどうか離れてほしい。』と私は言いました。目が覚めると、体はとても楽になっていて、あぁ…あの女の人は離れてくれたのだなと思いました。

あの女の人が怨んでいるのは女の人で、あの赤い橋でその怨んでいる相手が通るのを待っていて、私を怨んでいる相手と勘違いしたのではないかなと思いました。

怖い話が好きだからと怖い話をしていると霊が寄ってきたりするのかもしれない、同情してはいけないと感じました。
今後は気を付けたいなと思います。