祖母に届いた少し変わった虫の知らせ
投稿者:スエヒロガリ (4)
私の祖母から聞いた話です。
祖母は小さい時に大病を患っており、もう亡くなってしまいましたが生きてる間も心臓がずっと弱かったようです。
そういう人にはありがちな話かもしれなせんが、一時体調をひどく悪くした時から霊感のようなものが生まれて色々なものを見たり感じたりするようになったそうです。
そんな祖母には一人息子がいるのですが(私の父)体が弱かった祖母はお医者さんから「子供が一人持てただけでも奇跡」と言われており
その分息子のことをとても大事に大事に育ててきたそうです。
そして時間は流れ、すっかり息子も大人になり結婚をして家を出ました。
ある時、息子が仕事で少し遠くの地に向かうことがありました。
当然、祖母はそんな事は知らなかったのですが風呂掃除をしている途中、急に風がサーっと吹き込むような感じがしたそうです。
しかし当時の祖母の家はマンションでお風呂に小窓もなく風が吹き込むような要因はありません。
多少の不思議な現象には慣れっこになっている祖母は少し疑問に思いながらもそのまま掃除を続行しました。
ところがその瞬間驚くことが起きました。
突然祖母の口の中からパアーン!と歯がはじけ飛ぶように抜けたそうです。
どこかにぶつかったとか、歯がポロリと落ちたとか、そんなことではなく正に「はじけ飛んだ」という表現がピッタリだったそうです。
さすがの祖母も驚き、嫌な予感を覚えました。当然頭に浮かぶのは息子のことです。
慌てて息子に連絡を取ったところ、なんと同じ時刻息子は交通事故を起こしていました。
幸い、大けがをするような事故ではなかったようですが、息子をあまりに大事に思う祖母の気持ちに何かが虫の知らせを運んでくれたのかもしれません。
面白い
不謹慎だけどリアルにお茶吹いたwww