イガラシさんとの出会い
投稿者:リバティ (1)
子供の頃からよく金縛りや不思議な体験をしています。
これは一番最近の金縛りの話です。
シルバーウィークのとある日、父のお墓参りに行き、その夜は妹の家で母の敬老のお祝いを家族で行いました。
実は妹の家は数年前まで私も住んでいて、この家では度々金縛りにあっていました。
でも今の家に引っ越してからはほとんど金縛りにあうこともなくなっていたので、あの家の何かに私が反応していたのかもしれません。
そして今回の金縛り、霊園に行ったからなのか妹の家に行ったからなのか判断しかねていますが
久しぶりだったのと長時間で映像もはっきりしているのでさすがに気になっていて、誰かに話したくなりました。
その内容とは。
妹の家から帰宅後、早々にベッドに入りました。
そして数時間たった頃、部屋で小さなメリメリ、というような音がした気がして眠りから覚めました。
途端に両足を誰かにグッと掴まれ、ズルズルとベッドから引きずり出される感覚が身体を襲いました。
これが私の金縛りの始まりのパターンです。
抵抗しようと身体に力を入れると、パンッと弾けるように身体が宙に浮きます。
そして足首を掴まれたまま、まるで尻尾を持たれた魚のような状態でヒュンヒュンと身体を揺さぶられます。
怖いので私は心でいつも「南無阿弥陀仏」と大声で唱えています。効果があるかどうか正直分かりませんが、これ以外の言葉が毎回思い付かないのです。
軽い時にはこれでフッと空気が和らぎ、気付けばベッドにいるのですが、この日は一向に収まらず、何処かに引きずり込もうとする様な力に多少パニックになりかけていました。
何故こんなことをするんだろう、あなたは誰?
心で問いかけながら、私は動かない身体を何とか自由にしようと手の指を動かしてみました。
少しだけ動いた指が何かに触れ、それを掴もうと私は一生懸命固まった腕を伸ばし続けました。
そしてついに手が何かを掴んだ時、それまでの金縛りが溶け始め、身体が段々動くようになりました。
頭が動くようになったので掴んだものにゆっくり視線を向けると
それは男性の足首でした。
そしてその足首は茶色のサスペンダーがついたカーキ色のズボンから伸びていました。
見えたのは下半身だけ。
今思うと不思議なのですが、この時気持ち悪いとは思わず、あなただったのか、と少しホッとした気持ちになりました。
あなたは誰?と心で尋ねたら
「イガラシ」という言葉が返ってきました。
そうか、イガラシさんなのか。
そう思う頃には私の身体は完全に自由になり、その足も消えて、私はまた眠りに落ちていきました。
と、いつもの金縛りならこれで終わって無事に朝を迎えるのですが
この時はもう少し続きがあって。
金縛りが溶けて眠りについた私は、明け方夢を見たんです。
夢の中で、私は古い木造の学校の廊下のようなところに立っていました。
右側には腰高の窓がズラリと並び、左手には戸口と腰高窓が並んでいたので、学校かな、と思いました。
優しい人だから頼ってきゃうんだろうね。
金縛りって睡眠障害なんだって説があるけど、夢とは違うんだね!
DNA鑑定とかしたら、実際触られたとか枕元に何か居たか解るんじゃないかな?