背中にいる手首の切れている男の人は誰?
投稿者:メガ (6)
私には中学三年生の娘がいるのですが、娘の仲の良い友達の中に霊感を持っている子がいるようなのです。
なぜそんなにあっさり霊感もちであると認められるのかといえば、私たち親子が第六感の持ち主だからです。予知夢を見たり虫の知らせも親戚がなくなるたびにうけとっていますし、祖母が亡くなったときには私の母と私、娘の三人だけが部屋に鳴り響いた仏壇の鐘の音を聞きました。目の前に仏壇があり誰も鳴らしていないし、私たち以外の父と私の兄弟には聞こえていませんでした。霊
感と呼べるほどの力はないけれど、何かを感じ取ることができるのです。
その娘の友人が娘の背中を見て「その背中にいる手首の切れている男の人は誰?」と聞いてきたのだそうです。
どの時代の人なのかはわからないけれど、怖い顔をしているというのでした。
そこまで聞いて私たちは驚いたのです。思い当たる人物がはるか戦国時代に存在するからなのです。
私の家にはとあるいわれがありました。正確には私の大叔父の家のことです。私の父方の祖母の実家は地元の田舎の地域ではそこそこの家柄でした。
昔は蔵にた甲冑や古い古文書?のようなものがあったのを覚えています。
大叔父の先祖はとある家に仕えることになり友人だった方を切るよう命じられたのです。
最終的にその友人と数名を切ることになり対決の末切り殺してしまいました。その際、切られた友人に「末代まで祟ってやる」と呪われてしまったのです。
バタバタと死人が家のものに出たその祖先は自ら墓に入り、自分で呪いを終わらせようと死ぬまで墓の中から鐘を鳴らし続け、七日目にはその音が聞こえなくなったのです。
実はこれは大叔父に聞いた以外にも地域の歴史をまとめた本にも載っている内容です。
呪いは血に祟るといわれるものです。例え親戚ぐらい血が遠くなってもその血が入っている限り、呪っているほうには関係ないんだとか。ではなぜ私たち家族にはあまり何もないのか?と聞かれると、この第六感をもたらしたのが私の母の家系だからです。よく言えば中和されているような状態だと言えます。ただ彼らは今でも怒っていて、恨めしく思っているというのを改めて教えられた出来事でした。
ちなみに、大叔父には息子さんが一人いましたが、今は行方不明です。
呪われてるんかな?