トウビョウ憑き
投稿者:naothai (4)
長編
2021/08/07
03:05
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今まで言ったこともない口汚い言葉が
自分でもびっくりするぐらい自然と口から出た
よほど驚いたのだろう
蹴り飛ばされて尻をついたおじは鯉のように口をパクパクさせていた
そんな情けない姿を見てなぜかふつふつと怒りが湧いて来て
続けざまにおじを罵倒し続けた
準備もしていなかったのに
今までのことを警察に言ってやるとか奥さんにバラしてやるなどスラスラと脅し文句が出て来た
おじはと言うと
「お、おちついて、落ち着いて」
と言うだけで目をパチクリさせていてとても滑稽だった。
私はその場で高校を卒業したら家を出て行くこととを伝え
私の部屋に二度と入らないことを約束させた。
おじは
「わかった、わかりました」
と言うだけだった
その日からおじはおもしろいほど私によそよそしくなった
明らかに私に怯えていて私の機嫌を常に伺っているような態度になっていた。
学校でも私は変わった
その日の翌日、登校すると数人の女子が私の机をとり囲み
「今日もお化粧してあげる」
そう言い
黒板消しを両手に持ち、私の顔に近づけて来た。
私の右手が自然に動き
近づいてくる彼女の鼻の中心めがけ
力任せに拳を打ち付けていた
うっ
と低い声をあげながらのけぞるように後ろに倒れた
彼女の鼻からは鼻血が噴き出していた。
「口くせーんだよブス」
この話は怖かったですか?
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このようなことがあるんですね
怖い〜
アイデア、世界観、実話という点において、日本らしい怖さがあって素晴らしい
富を享受できる代償があまりに大きいですね。自分なら謹んでお引き取り願いたいです。あ、「憑き」だからこっちには是非の権利ないのかな。それなら嫌だなあ
初めまして、私の祖母の村(今は合併して町になっていますが)トウビョウギツネという憑き物はあると聞いた事があります。
類としては同じなのでしょうね、少し懐かしく感じました。
初めまして、一年越しにコメント失礼します。
私の田舎の父の家系が似たような感じで、
私自身も嫌いな人が何故か不登校になったり成績が下がったり、
ギリギリで知らないうちに事故を回避していたりといつも見えない何かに助けられています。
ただし私はは何かを祀っているのかがよく分からず、
幼少期に祖父に聞いたところ、
「井戸アミ様(多分こんな感じだった)があっべさ。」とだけではぐらかされました。
確かに家の裏に古めかしい塞がれた井戸は有りますが、いまだに怖くて覗けた事がないです、、。
親近感が持てたのでコメントさせていただきました。
長文失礼いたしました。
おばあちゃん優しい
いじめに遭っても頑張った貴女は偉い!
私も元いじめられっ子でしたが、今はかなり金持ちのシングルマザーで、凶暴な猫としっかり者の可愛い娘と、かなり楽しく暮らしています。
怖いかというとそうでもないけど、すごく面白い話だった。お婆ちゃんが蛇と夢に出てくるまでは、主人公は感情(生気?)を吸い取られて無気力になって人生の階段を転げ落ちるように仕向けられてたのかな?
どちらの地域の方でしょうか。
私の家の隣がまさしくとうびょうの家と言われてて実際私の祖母は取り憑かれて病気がちでした。
若い頃(明治生まれ)には珍しく背も160位あったらしく多分今で言うスタイルも良く美人だったのだと思います。(父も今で言う映画スターのようでしたから)時々夜遅く突然起き上がって声も変わり外へフラフラと歩いて出る事があったと母も言ってました。
何度も死にそうなくらい具合が悪くなり、近所の人が(今で言う除霊?)また、とうびょうが来てるとか悪さしてるとかの話があったりしてました。
今そこの家は、皆家を出て帰って来ません。家の裏には祠があり、そこにとうびょうは祀り込んであると、聞いてますが果たしてどうなっているのかわかりません。でも実際にいろいろとそれに纏わる話は確かにあるんだなと思ってます。
コメント読みました!私も見えない何かに守られているのはあります!
嫌だと思った人が寄り付かなくなったり、強く念ずるとそれが叶います。小さなことですが。
逆に怖いくらいです。
でもそんな家系でもないと思います。
この話の主人公に着いてるのがとうびょう様なら俺に着いてるのは破壊神だ、、、、
わざとじゃないのに使っていると物が壊れてしまう、、、、、、悲しい
ラストがスカッとしました。もう少し表現力磨いたら、小説書けるのでは?
ご家族が次々と亡くなられた事には驚きました。この様な白蛇様やとうびょう様の話は、何となく聞いた事がありました。祖母様が信仰していたからこそ、ご本人の将来が開けたのでしょうね。私もご先祖供養を見直したいと思いました。
最初から蔑ろにしなければ•••
家神としての動物霊である「オサキ狐」「管狐」「犬神」などの「憑きもの筋」の家系に生まれた人側のお話ですね。創作かもしれませんが大変興味深いエピソードでした。江戸時代以降に裕福になった家系に見られる風習のようで、地域社会における「憑きもの筋」の家は羨望や嫉妬、畏怖や恐怖、婚姻などでの差別など根の深い問題も抱えていたようです。民俗学的には『日本の憑きもの』という本や谷川健一『魔の系譜』小松和彦の『憑霊信仰論』などに詳しく載ってます。
鯉のように口をパクパク、情景が目に浮かぶ!思わず笑っちゃいました。
これは、実話ですか?ゾクゾクして涼しくなりました。
母を呪い殺せるくせに、婆ちゃんがいわば命を投げ出して取りなしてくれた後も、エロおじや、おば、学校でのイジメ犯人を呪い殺してくれないんだ
まったくありがたくない憑き物だな、トウビョウってのは
婆ちゃんも「味方」のくせに、孫娘が夜の仕事をしなきゃならない状況を放っておくとは、たいしたことのない……。
感情をなくすことで、嫌な出来事を乗り越えられたのではないかと思いました。
感情を戻されてからの涙の量の描写や、スラスラと出てきた罵詈雑言からもトウビョウ様の力を感じました。
生身の人間のままでは耐えられなかったであろう出来事を、トウビョウ様が感情を一旦預かることで助けになってくれていたのではないかと感じながら読み進めていました。
投稿者様の実体験とされていますので、正解の解釈があるはずだと思ったら、更に詳しいことをお聞きしたい気持ちも生まれましたが、解釈・感想は読み手側の受け取り方次第だったりしますし、そこでまた違った解釈・感想を知ることが出来るのでコメント欄も楽しませていただきました。
ありがとうございます。
長文失礼しました。
トウビョウ付きかどうか知らないけどうちの近くにもなんとか憑きみたいな一家があった気がする
まぁこの話がホントかどうかはわからないけどもしホントなら家のちかくの一家と似た感じなのかも
トウビョウは有名よな。
蛇好きだから、トウビョウ憑きになりたい。家の裏の神さんと引き換えでいいから
この先ずっとアキちゃんが幸せでありますように。
草
さすがにおもろい。
うおw
主人公強すぎだろw
最後らへんの勢いがすごい
パワーを感じる
後半の暴れる主人公はバトル小説として出来栄えが高い。刃牙みたいでした。
格闘モノを書く才能があると思います。
凝っわー
家の裏の神さんも大事にして差し上げてください笑