近くのコンビニ、公園、駅前のベンチ。
必死になって探したが、やはりMの姿はない。
とうとう限界が来た俺は、項垂れるようにその場で足を止めた。
呼吸をハァハァと整えながらふと、右の方へ目をやる。
そこにはMの言っていた掲示板が立っていた。
もしかしたら、あの張り紙を見れば何か分かるかも。
確証が持てないまま、藁にも縋る思いで張り紙を見るため掲示板へ近寄った。
これのことか。例のポスターを見つける。
そこにはMの言っていた
『探しています。』
の手書き文字。そのまま下にある写真へ視線を落とす。
「は…」
思わず声が漏れた。
そこにはMの写真があった。
見間違える訳がない。写真には最後に会った時と同じ服を着たMが写っていた。
これがMがいなくなった日の思い出せる限りの出来事である。
どこに行ったんだよ。
どこかで俺の事を待っている。
教えてくれよ。Mはどこだ?
分かった事があれば教えてくれ。
『半年前から行方が分からなくなっています。』
『名前¦前田陽介』
『場所¦相模原市のアパート付近』
『服装¦白いポロシャツに茶色のズボンを着用、
痩せ型、身長170前後』
『情報の提供、お待ちしております。』
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