『爪汚くない?』
『実家太いとか言ってたのにアパート暮らしで草』
『太いのは実家じゃなくて本人で大横転』
私は画面を見つめた。
気持ちが悪くなった。
私は〇〇じゃない。
そもそも、私はその人を知らない。
なのに、ネットでは私が「〇〇本人」だと決めつけられている。
誰かが私を撮り、それを投稿し、勝手に私を笑っている。
しかも、誰も「人違いなんじゃないか」とは言わない。
私は何もしていない。
ただ、アンケートを書いて、ノベルティをもらっただけだ。
スマホを持つ手が震えた。
投稿を消して欲しい!!
そう思って晒しているアカウントに削除してくれるようすぐにお願いのDMを送った。
同時にSNSの運営にも削除要請の申請をしたが、審査に数日かかるらしい。
他に何か手がかりがないかと、最初はあの人たちが言っていた〇〇さん本人に接触しようとした。
しかし、アカウントが閉じられて鍵垢になっていた。
ダメ元でフォロー申請したが通らなかった。
このままでは、本当に生活が壊される。
私はなんとか他に情報がないかとSNSを読み漁った。
わかったのは、〇〇さんは昨日のイベントのキャラ界隈では疎まれている存在らしいこと。
キャラグッズを買い占め、仲のいい人に転売していた噂もあったらしい。
次に、私はそのキャラ関連で昨日の三人組のアカウントがないか探した。
食べることも、寝ることも惜しんでスマホにかじりついた。
そして見つけた、私に声をかけてきた女のアカウント。
彼氏と付き合って1周年の記念画像がアップされていた。
間違いない、彼女だった。
見つけた!!
私は興奮を抑えながら、彼女のSNSをチェックしていく。


























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。