私は、何も言えなかった。。
それから家に行っても、彼女は喋らない。
そんな彼女を見るのがつらくなり、私は少しずつ会いに行かなくなった。
そして、彼女の家にも行かなくなった。
それから、何年経った頃だろう。
風の便りで、彼女が亡くなったことを知った。
自ら命を絶ったのだという。
もっと誰かに助けを求めたかったのではないか。
あの頃の私は、まだ19歳だった。
何が起きているのかも、彼女がどれほど追い詰められていたのかも分からなかった。
ただ、優しくしてくれたお姉さんが、少しずつ壊れていくのを見ていた。
そして私は、何もできないまま、その人のもとを離れてしまった。
今でも思い出す。
この話は、何年経った今でも
私のトラウマになっている。
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