冷たい。
影の俺が、グラウンド中央に立つ。
そして静かに言う。
「十一人目は、常に最適解を選ぶ」
翌朝。
部員がグラウンドに来たとき、
そこにはいつも通りの俺がいたらしい。
冷静で、無駄のないプレー。
判断も完璧。
昨日より、わずかに精度が上がっていると皆が言った。
ただ一つ違ったのは――
俺はもう、
ボールを蹴っていても、何も楽しくなかった。
それでも、最適解は出せる。
感情は、向こう側に置いてきたから。
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