お札を剥がしたんじゃない。僕が、お札の代わりになったんだ。
今の僕は、あの時よりもずっと体が自由だよ。
腕はどこまでも伸びるし、首は180度回して、君たちがどこにいてもすぐに見つけることができる。
どんな隙間にだって入れるし、君の無茶も何でもできるよ。
ねえ、今どこにいるの?
僕はどこにでもいるよ?
窓の外、部屋の隅、今手に持っているスマホの画面の、すぐ裏側にも。
君たちが置いていったあの日から、僕は一歩も動いていないよ。
今も、ここにいる。
君のすぐ後ろで、首を長くして待っているから。
親友ではなかった君へ
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