奇々怪々 お知らせ

不思議体験

ゴンゾウさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

駅のホーム、午前0時12分
長編 2026/02/02 19:21 364view

電車が動き出した。

次の駅まで、2分。

彼女は、ゆっくりと——

**私の方を向いた**。

顔は前向きのまま。

目だけが、こちらを見ている。

そして——

**笑っている**。

この原稿を書いているのは、2025年2月3日、午前3時14分。

私は、まだ電車の中にいる。

いや——正確には、**降りられない**。

次の駅で降りようとすると、ドアが開かない。

その次の駅でも。

その次の駅でも。

車両には、私と——**彼女**だけ。

他の乗客は、いつの間にか消えた。

車掌も、運転士も、見えない。

電車は、ただ——走り続けている。

彼女は、まだ隣に座っている。

まだ、笑っている。

そして——たった今、こう言った。

「**終点で、降りましょうね**」

私は、尋ねた。

「終点って、どこですか」

彼女は、初めて——**瞬きした**。

そして、答えた。

「**あなたが、一番行きたくない場所です**」

5/6
コメント(0)

※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。

怖い話の人気キーワード

奇々怪々に投稿された怖い話の中から、特定のキーワードにまつわる怖い話をご覧いただけます。

気になるキーワードを探してお気に入りの怖い話を見つけてみてください。