奇々怪々 お知らせ

呪い・祟り

八尺マンさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

二枚の手紙
長編 2026/02/02 13:45 390view

少し疲れた
ちょっとばかし休もう

俺は目を閉じた

・・・
・・・・・・

おなかが空いた
もう夕方か
晩御飯はまだだろうか
いつもならお母さんが晩御飯よと声を掛けてくれるはずなのだが

きっと今日のご飯は時間がかかるものなのだろう
キッチンに行ってみよう
キッチンに行って何か運べるものがあればお手伝いをしよう

俺はキッチンに向かった
するとそこには父さんがいた

珍しい
滅多にキッチンに近づくことはないのに
しかも何か作っているようだ

父さんが料理?

そんなの初めてだ
いったいどういう風の吹き回しだろう
俺は父さんに話しかけた

「父さん。料理しているの? 母さんは?」

すると、父さんはゆっくりと振り返った

「ああ。もうすぐできるからね」

その手は真っ赤に染まっていた
いや、手だけじゃない
顔も肩も足も赤に染まっていた

とんでもない異臭が俺の鼻を襲う

これは血の臭いだ

2/10
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