それから数か月後
俺は平和な日常を取り戻していた
どうにか実家のことを忘れようとしていた時だった
父親から手紙が届いた
住所を教えていないのに
怖かったが中身を見てみた
「まさる。手短に書く。俺はおかしくなってしまった。母さんのせいだ。母さんと離婚したのは知っているな。それは母さんが変な宗教にはまったせいなんだ。色々とトラブルを起こしているカルト教団だ。俺はどうにかやめさせようとしたんだが、どうやっても駄目だった。家から追い出すことはできたんだが、それ以来俺はずっと悪夢を見るようになった。夢の中に母さん、いや、あの女が現れて俺を殺すんだ。ただの夢じゃない。その夢を見るようになってから俺の体調はどんどん悪くなっている。最近は血を吐くようになった。まさる。もう実家には近づくな! それとあの女がお前に会おうとしても絶対に会うな! それはもうお前の知るお母さんじゃない!」
俺は何がなんだかわからなくなった
いったい何が真実なのか
ピンポーン
チャイムが鳴った
「まさるー。お母さんよー。迎えに来たわー」
母さんと名乗るそれはまったく知らないしゃがれた声をしていた
前のページ
10/10
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 14票



























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。