やはり、この駅のアナウンスには異変が起きている。
(一体、何が来るんだよ…)
正直、聞こえないフリをしたかったがそんなものは通用しなかった。
僕はごくりと喉を鳴らす。
しかし、そんな僕とは対照的に周囲にいる誰も変わらない様子で電車を待っている。
もしかしたら、あのアナウンスは僕にだけ聞こえているのか?
そんな答えの出ない問に頭を悩ませていたら、電車が来てしまった。
仕方なく、そのまま電車に乗り込み学校へと向かった。
それから学校に着き授業を受けたが、朝の駅での出来事が忘れられなかった。
そんな調子で過ごしていたら、あっという間に昼休みになった。
ほっと一息ついた後、駅のことは忘れて僕は友達の正樹と昨日のサッカーの試合や先生の愚痴などについて楽しく談笑をしていた。
話がいい感じに盛り上がっていた、そんな時。
ピーンポーンパーンポーン
(この時間に放送?珍しいな。)
なんて考えていたら、生気の無い声でアナウンスは言った、
『2年B組に、縺翫?縺が参ります。
席に座ってお待ちください。』
「おい………嘘だろ…?」
放送を聞いた瞬間、血の気が引いた。
2年B組。それは僕のクラスだった。
思わず目線が泳ぐ。
朝に聞いたのと同じようなアナウンス。
得体の知れない何かが、僕の方へと向かってこようとしている。
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