クマ鈴がチリンチリンと鳴る。スプレーは右腰。木銃は武田と畠山が背負う。
箱わなを人力で運ぶ。
「せーの!」
俺と武田で前、畠山と他の隊員で後ろ。
泥に足を取られながら、10メートル進む。
「もう少し!」
設置場所に着く。鉄の扉がガチャンと開き、餌のサケの頭を入れる。
生臭い匂いが鼻を突く。
ドローンの無線が静かに告げる。
「北側200メートル、南側クリア」
「了解」
俺は周囲を見回す。林道は静か。遠くでカラスが鳴き、風が木々を揺らす。
設置が終わり、佐藤氏が近づいてきた。
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秋田県で活動された自衛隊の勇士の方々、そして今も日本中で熊と戦われている猟友会の方々に敬意を表します。
これはリアリティも読みごたえもある素晴らしい文章。本当に熊対策に携わった人か、そういう人にちゃんと取材したのかもしれないが、とても秀逸で、怖さも適切に表現された良作だと思う。
マジで面白かった!
次もお願いします!
良作!熊とのことについて精密に書かれている👌取材行ってきたのかな?
自衛隊の方々に感謝、そして猟友会のみなさんにも感謝を
文書だけなのにかっこよくて尊敬した