電話口の声はタイジの母親だった。
俺は頭が真っ白になった。
「え、昨日の夕方って……俺たち、昨日の夜タイジ君と会ってましたよ?」
「……亡くなったのは、昨日の夜なの」
言葉が出なかった。
じゃあ、一緒にいたタイジは――。
写真をもう一度見返す。
そこにタイジの姿はなかった。
まるで最初から、そこにいなかったみたいに。
おまえ、最期に俺たちに会いに来てくれたのか…
俺たち3人は、未だにあいつの命日になると、必ず墓参りに訪れている。
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