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不思議体験

あああさんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

夢
短編 2025/12/26 13:50 170view

絶対に止まらない!!

助けてみせる!!

助…け……

息を吸うたび脳がぼやけていく。

そのまま視界が地面へと揺れ落ちた。

■…..

■…..

「■っ!」

飛び起きると、おばあちゃんが横にいた。鎖骨に纏わりつく汗を感じながら、魘されていた私を心配して傍に来たのだろうと推測できた。

が、

おばあちゃんは目を大きく開き、悲しい顔をしていた。

思わずゾッとしてしまう。

そのまま間が空き、それを終わらせたのはおばあちゃんの方だった。

「今、■っていったよね…?」

酷く悲しそうだ。

「一体、何を見ていたの…?学校…?学校を見ていたんでしょっ!!?」

まだ夢のことも話していないのに
言い当てられ、とうとう身体が硬直してしまう。

それを察してか、おばあちゃんは正気に戻った。
「ごめんね…怖がらせたね…」

沈黙した後、おばあちゃんは立ち上がる。

押し入れを開き、震える手で箱を取り出した。

こちらに箱を渡す前から崩れ落ち、足元を這うおばあちゃんに、既に何かを喋る余力は無さそうだ。

おばあちゃんを心配しながらも、その箱が気になってしまい、手が伸びる。

箱を開けると、入っていたのは1枚の紙。新聞紙を切り取ったものだ。

紙には、ある事件について書かれていた。

〇〇市立〇〇中学校にて放火。死者2名、負傷者2名。

悲しい事件だ。

…悲しい…

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