明日も遊ぶ約束をし、バイバイと言って玄関の扉がゆっくり閉まり、ガッチャンという音と共にドアが完全に閉じました。
続いて、一息入れてカチャと小気味のいい音が2回。
エレベーター横の下降ボタンを押し、10階への到着を待っている時でした。
「あ、充電器…」
Aくんの家にゲーム機の充電器を置いていた事を思い出しました。
エレベーターはこちらに向かって上昇を始めていましたが、まだ上がり始めで3階あたりだったため、身を翻して気持ち急ぎ目に彼の部屋の玄関のインターホンを押します。
と” 同時 “に、玄関のドアがすぐ開きました。
いや、「気を逸らしたすきに開いていた」の方が正しいかもしれません。
ドアが開くとき、音を一切聞いていませんでした。
ドアが開いていく様子も見ていませんでした。
まるで、始めからドアは開いており、彼が目の前でじっと佇んでいたかの様に。
「……」
Aくんは真顔でこちらを見つめていました。
悲しそうな、何も考えていなさそうな、少し笑っているようにも怒っているようにも取れるような、普段見たことの無い表情でした。
ごめん、充電器…
「そっか。いいよ。上がってよ」
Aくんの声は無機質で、まるで録音されたラジオのようなトーンでした。
この話は怖かったですか?
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なんだろう….
こわ
解説どこですか