トンネルには電気のような物もついてない
そして先が暗く見えない
Yが は?え、おいさすがに行かねーよな?
と言うので
俺は刀を持っている事もあり気が強くなっていたのか Yお前 ビビってんのかよ
と言うと
Yは別にビビってねぇけどさ…
と完全にビビっていた
もうここで行くのやめると言えない雰囲気になり、俺以外の3人は重い足取りだったのだろう
俺を先頭にしてトンネルの中に入る
3月だったのでもちろん寒かったのだが
トンネルの中に入った途端に
なんか体感の温度が5℃くらい下がったくらいに異様に寒かったのを覚えている
先が見えないトンネルを歩き続いて
出口の光が見えたその時に
全身に寒気が走る
感じた事も無い寒気とゾワァと全身に鳥肌が立つ。何かの視線を感じる。。。
出口の方をよく見ると
さっきの背負い籠の男がこちらを見て悪意のある笑顔でニタァと笑っていたのが見えた
何か異様な違和感はこの時に判明する
籠を背負ったこの男 どう考えてもやたら身長がデカく、顔も身体の比率からするとデカイ(以下 籠男と呼ぶ事にする)
トンネルの高さは8m以上はあるはずなのに
頭の位置がトンネルの半分より少し無いくらいの高さがある
つまり3.5〜4mくらいの身長がある事になる
少し遠くにいるはずなのにハッキリと悪意ある笑みが分かるのはこのデカさ故の物だった。
さっきは斜面から見てたから、この違和感に気付かなかったが、正面にしてみると一瞬でこの違和感を感じ取れる。
























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