外には、座り込んでタバコを吸い談笑してるグループがいたり、駐車場にも車が数台停まっていて、中に人もいた。
店を見つけて飛び込むまで、全く気付かなかったのが本当に不思議だった。
あのオジサンは…見当たらない。
私は外に出て談笑してるグループの横で水を飲み干すと、たったワンメーターの為にタクシーを呼んで帰った。
今でも鮮明に思い出せる。
薄暗い空間に浮かぶ真っ白なジャージ、丸い体型、声もなく笑う顔と、ずれてる体…。
あれがなんだったのか?あの時間と空間ははなんだったんだろうか…。
当たり前だが、それ以降、夜中のランニングはやめた。
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