ロメロさんは話を終えた。これで100話目が終わった。100話目を終えたとき、何かが起こるといわれたが、何も起こらない。どうやら、迷信だったようだ、と僕は落胆する。タカハシさんは真っ青な顔で
「なあ?大鷹君。さっき、ロメロさんが話している時、ZOOMの参加者を調べたら、4人いたぞ?」
「は?タカハシさん。今、参加者を調べたら、3人になっているんだが・・・」
「今はいなくなっている。俺たちは3人で百物語していたんだ。そもそも、ZOOMで百物語をすることは誰も告げていない、4人目はいったい誰なんだ?」
「顔は見たのか?」
「いや、ビデオがオフの状態になっていた」
「名前は?」
「名前を見たが、文字化けしている状態なのでわからなかった・・・」
とタカハシさんは告げる。つまり、僕たちが百物語をしている時、怪異はすでに起こっていたという事になる。
終わり
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