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不思議体験

大鷹恵さんによる不思議体験にまつわる怖い話の投稿です

「機関誌」を新規購読しに来た老人
長編 2025/10/04 21:02 699view

という考えがあるのか?と私は考えてしまったことがあった。

さて、話を戻す
「シン、配達から戻ってたんか?」
ソニカはそう言って、シンの目の前でぴちぴちのライダースーツを脱ぎ始めた。ライダースーツを脱いだSONiKAは全裸の状態であり、そのまま、シンに抱き着く。
「ソニカ。悪いけど、服を着てくれ。他の販売員が戻ってきたらどうするんだ?」
「せっかちねぇ。今からアンタとやりたくて仕方ないのに」
「それよりもさっき「機関紙」の購読希望者が来ましたよ。再来週からそいつの家に「機関紙」を配達することになるから」

と購読手続きの書類を見せる。ソニカは書類を目に通す。そして、シンは封筒に入った購読代15000円を渡す。
「ねぇシン。これ冗談だろ?」
「は?」
「このじーさん、死んでいるよ」
「今なんと言いました?」
「ああ、シンは知らないんだな。そのじーさん、10年前位に家に入った強盗に殺されたよ。私が小学生の時にね。そして、犯人は捕まっていないけどさ。どうやらラブレスのナイフで心臓一突きだったらしい。まぁじーさん、せこい商売をしてかなり大金持っていやがったからな。悪銭身に付かずって奴だよ。はははッ」
とペラペラと未解決の「強盗殺人事件」の話とやらを始める(無論、全裸の状態でだ)。シンはこの時、ソニカはなぜそこまで「強盗殺人事件」の事に詳しいんだと思った。シンは悪い予感がしたという。まさか、未解決の「強盗殺人事件」の犯人はソニカではないのかと・・・。

終わり

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