そして、その日の夜中。
怖くて眠れないとか思ってたけど、
バイト疲れとか色々あって、布団も敷かずに眠ってしまっていた。
でも、変な匂いで目が覚めた。
下水道みたいな、公共トイレみたいな、そんな匂いだったかな。
さすがに掃除しなきゃダメかー、って、寝ぼけながらも妙に目が覚めて、水でも飲もうと起き上がったその時。
視界に”アレ”が映った
部屋のド真ん中、天井から、プラプラとぶら下がる、
あの男の、首吊り死体。
光の無い目に、だらりと垂れた舌と、唾液。
足元には、小便と糞溜まりと、よく分からない体液。
そして、1枚の置き手紙。
『これで忘れられないよね』
それを見て、今までで1番ひどい頭痛がして、
それで、
それで。
*
*
*
全ての記憶が戻った。
*
*
*
天井からぶら下がっていたのは。
*
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 118票























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。