私の母は、
昔アル女の子の人形を持っていました。
でもわたしはその人形を可愛いとは思えませんでした。
母は、昔から男癖が悪く一人の人と付き合ってもまた別の人に変えてしまう人でした。
この人形は、昔、一年ぐらい付き合っていた人からもらったそうです。
その人形は、母にそっくりだと言って買ってくれたそうです。
でも母と別れたショックからその人は自殺をしました。
私はそのことを聞いてショックを受けました。
その人形は、
母が、移動するたびに目を向けていました。
ある日、母がまた別のおじさんと家に入ってくるとき
人形の行動が変わりました。
今までは、目を向けるだけなのに、今日は、
台所に歩いて行きました。
そして、銀色に光るものを廊下に持っていきました。
母とおじさんの会話が聞こえました。
「なんでこんなところにあるのかしら?」
「何だこの人形」
「何持ってるの?」
「きゃっ」
「包丁よ!」
「どうしたどうした」
「ただ人形が包丁を持ってるだけじゃないかぁ」
「でもこれ本物の・・・」
「なんか人形動いてねぇか?」
「きのせいじゃない」
「それより早く行こうよ」
「そうだね」
そのとき
銀色のなにかが動いたように見えました。
十五秒ぐらい立ってから
悲鳴が聞こえました。
わたしは持っていた携帯で警察に連絡をして
16分後ぐらいに来ました。
それから母は、人が変わったように、大人しくなりました。
あのおじさんがどうなったのかは、わかりません。
あの日いらい人形は、家からいなくなりました。
























ドラえもんの呪カラを思い出した