???「言わねぇと殺すぞ?」
???「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
最後の方はひたすら殺すと言われ続け、少しずつ恐怖からか意識が遠のくのを感じました、しかしここで眠ってしまっては私の命は無いと感じ、何とか家のドア前にまで着きました、その間にもまだ声は続いていました、私はひとつの可能性に掛けて、家にある模造刀を使おうと考えました、この模造刀は、別の話で出てきた事のある、霊的殺傷能力のある本家から送られてきたものです、玄関で雑に靴を脱ぎ、私の部屋に行き、置いてある模造刀に手を掛けました、すると…
???「おい、そんなもんでどうするつもりだ?」
???「なんの意味もねぇんだよ、早く応えろよ」
手に掛けた位では全く怯む様子もなかったので私は鞘から模造刀を抜き私の背中辺りに向けて振ってみました、
???「…………」
???「チッ」
それを最後に背中の重みも、声も聞こえなくなりました、私は膝から崩れ落ちて過呼吸になっていました、こんなにも奇妙な存在は初めてでした…
それ以降、私はその公園を通る事を辞めました、それから少女を見ることはなく、怪奇現象等も起こってないです。
しかし最近になって、弟からその公園に対する変な噂が立っていることを教えて貰いました、
弟「なんかね、赤いブランコに赤いスカートに黒のパーカーを来た女の子が出て、誰かを探すように辺りをあちこち見てるらしいけど、絶対に見たり話しかけたりしちゃダメなんだって」
私「そうかそうか、弟も絶対見たり声掛けちゃダメだぞ?」
弟「はーい!」
あの公園に行ったら…次は確実に死ぬでしょう、あいつ消える前に最後にこう言ってたんです…
???「お前の家も学校も顔も首の感触も、全部覚えたからな?」























可愛らしい少女に擬態したオッサンのおんぶお化けとは、悪質ですな。いや、可愛い幽霊なんかいないか。