私はちょっと特殊な能力を持っています。
それは人の顔写真を見るとその方が生きてるか死んでるか分かるんです。
この能力のお陰で、心霊写真などを見てそれが本物なのかの判別がしやすくなりましたし、親戚が亡くなっていることに気付いて線香を上げに行けたりと、なかなか便利です、しかしそんな能力のお陰で恐怖体験もありました、今回はその中で一番怖い話をさせていただきます。
私が16歳の頃、当時私は高校に入学したてでした、新しい友人も出来、学校にも慣れてきて、充実した学校生活を送っていました、ある日の事友人(Bとする)に…
友人B「なぁ、帰りに俺ん家寄って帰ってくれへんか?」
私「なんで?寂しいんか?(笑)」
友人B「いや、そうじゃなくて…」
友人は黙り込んで下を向いてしまったので慌てて謝って理由を聞いてみた、
私「すまんすまん(笑)、んで、なんでいきなり?」
友人B「…アルバムを見てほしい…」
私「アルバム…?」
友人B「アルバム…俺のじゃないんだけど…」
私「え?じゃ誰の?」
友人B「分からん…ただ物心着く頃には既に押し入れの隅にあった、やけど奇妙過ぎて1人ではよう開けん、やから頼む寄ってくれ」
私「…わかった、ほな帰りBの教室迎えに行くな」
私はこの時はまだ、そのアルバムがBの両親の物だと思っていました、なので最初は友人の思い込みと思っていました。
学校が終わり、Bの教室に行きました、友人はスマホを見ていました、Bを呼び一緒に友人宅へ上がることになりました、
友人B「ただいまぁ」
私「お邪魔します」
友人父「いらっしゃいゆっくりしてねぇー」
どうやらBの父親は今回私が来ることをBから聞いていたようです、私は上がり早速友人の部屋に入りました、今の所なんの悪い気配もなく至って普通の部屋でした、
友人B「まぁ一旦ゆっくりしてくれ」
私「おぅ、そう言えばさ…」
しばらく雑談やゲームをして遊んでいましたが、キリのいいところで友人が、
友人B「なぁ、そろそろ押し入れ開けていいか?」
私「あぁ、開けてくれ」
Bが押し入れをゆっくり開けた瞬間、
私「!?!?」
友人B「どうした!?」
私「や、何でもない全開にしてくれ」

























※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。