友人A「確か…」
???「お願いって!早く教えてよー!」
この少女、幽霊とは思えないくらい流暢に喋る、そしてなかなか執拗い、10分くらい友人と話していると、気付いたら少女は消えていた、これでやっとどっか行ってくれたか、そう思い込いほっとしてその日は家に帰った、それから1週間経った頃だろうか、その日から公園2少女の幽霊は居なくなっていました、その日もいつも通り公園を通っている途中、
???「やっぱ見えてるんでしょ?」
と言って私の背中に何かが乗ってきた、
私「!?!?」
私は思わず歩く足を止めてその場で黙り込んでしまった、その少女の両腕のようなものが私の首に絡み付いてきたのですが…
私「?!」
どう見てもそれ、骨なんですよね…
???「ねぇ、ねぇ、見えてるんでしょ?」
???「ねぇ、ねぇ、ねぇ、早く教えてよ?」
???「ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、私とお話したいよね?」
???「ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、私と行きたいよね?」
???「ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、ねぇ、………」
流石の私も普段憑いてくる幽霊の類ではないと感じその異常なまでの執着に恐怖を感じました、このままではまずいと思い私は一刻も早く家に帰るために歩を進めました、1歩踏み出した瞬間
???「おい、何してんの?」
私「ァ…」
いきなり声が変わったのです、少女の声だったのが野太いノイズのかかった低いおじさんの声と言ったら分かりやすいでしょうか?、とにかくあの少女の姿からは想像もつかないような声に変わったのは確かです、私は1歩踏み出した所で再度足を止めてしまいました、
???「おい、聞いてんだろ?早く応えろよ?」
???「なぁ、早く言えよ、そしたらお前のこと連れて行けるから、」
???「なぁ?いつまで黙ってんだよ?殺すぞ?」
私はひたすら黙って留まることしか出来ませんでした、冷や汗がダラダラ出てきて止まりませんでした、
???「おい!」
???「お前、黙ってるからバレてないと思ってんのか?」
私「!?!?」
???「お前、分かってんだぞ?」
その瞬間背中の何かが重くなってきているのが分かりました、潰される?!、そう思った私は、背中にいる物が何者なのかも考える暇もなく、ひたすら走り続けました、その間にも…
???「なぁ、逃げんなよ?」
???「もうバレてんだよ」
???「早く喋れ」

























可愛らしい少女に擬態したオッサンのおんぶお化けとは、悪質ですな。いや、可愛い幽霊なんかいないか。